目次
はじめに
「ハモパートの譜面を作成する時に、メインメロの音符をガイドで記載したいので、どちらがハモパートかわかる様にメインメロの符頭を小さくして、わかりやすいハモパートスコアを作成したい!」
といった時などに、符頭の大きさをカスタマイズする方法です。
やり方そのものはとても簡単なのですが、個人的にちょっと見つけづらかったので、今日はそのメモです。
音符の符頭の大きさを変更する方法01
やり方はとても簡単です。まずは下記サンプルスコアをご覧ください。簡単なハモパートです。
如上記サンプルスコアの下をメインメロとし、上をハモパートとします。今回は下のメインメロの符頭の大きさを変えていきます。
上記画像の様に変えたい音符を選択します。Doricoでは音符を選択した場合、デフォルトで選択した音符がオレンジになります。その時に下に表示されるインスペクタの「一般」内の「スケール」のところが「ON」になっており、プルダウンが「標準」になっている事に注目してください。
上記画像の様にプルダウンをクリックすると、「標準」「キュー」「装飾音」「キュー装飾音」と選択できます。「標準」が1番大きく、下にいくに従って小さくなります。今回はわかりやすい様に一番下の「キュー装飾音」を選択します。
符頭が小さくなりました。大きさを4段階で変えれるので、色々な場面で活用できると思います。
簡単に変える場合はこちらで対応できると思います。
次により細かく設定したい場合の方法をご紹介します。
音符の符頭の大きさを変更する方法02
次に、もっと細かくカスタマイズしたい場合の方法です。やり方は「スケール」同様とても簡単です。
上記画像の様に、「スケール」を「OFF」にし、「カスタム尺度」を「ON」にします。プルダウンのところにはデフォルトで「100」という数字が出ますが、これが Dorico の「標準」の符頭の大きさの数値です。今回はこの数値を「60」に設定してみます。
符頭が小さくなりました。数値で細かく設定できるので、こちらの方が自分好みの大きさに設定できると思います。
最後に
如何でしたでしょうか??
余談ですが、「カスタム尺度」を「200」等に設定すれば下記画像の様に符頭を大きくする事も可能です。
あまり現実的な大きさとは言えませんが、強調したい場合などは重宝するかもしれません。
僕の場合「スケール」や「カスタム尺度」という日本語表記が、符頭の大きさを変える場合に想像しにくい言葉だったため、見つけるのにちょっと時間がかかってしまいました。
Dorico の日本語表記は全体的にもう少し日本語らしい表現だと更に使いやすくなるのになぁ。。。
と個人的には思っております。
最後まで読んで頂きありがとうございます。皆様の制作のご参考になれば幸いです。