目次
はじめに
音楽制作において、データの一時的な保存や、データの受け渡しをクラウドドライブ上で行なっている方は多いと思います。
色々なクラウドサービスがありますが、無料で15Gの容量を使えるという事で、Google のドライブを選択されている方は多いのではないでしょうか??
しかし、ゲーム案件などの制作が入ると、動画のキャプチャーやミックスのリテイクのデータなどが溜まり、意外と15Gという容量はすぐにいっぱいになってしまいます。
その中には、いらないデータもあると思うので、削除しながら容量を確保していけば良いのですが、
「念の為にプロジェクトが終了するまでは全て取っておきたい。。。けど、容量が足りない。。。」
という場面に遭遇する事も多いと思います。
また、動画や音源のデータだけなら良いのですが、共有事項が増えてくるとチャットデータやメールデータも念の為にバックアップしておきたいという事もあると思います。
今回は、その様な時のために、ドライブ内に保存してある全データを、自分のPCにダウンロードしてバックアップする方法のメモです。
設定方法
まずは、バックアップを取りたいGoogleアカウントでログインします。
ブラウザはどれでも良いと思いますが、Chromeが無難かと思います。
次に、下記画像の様に右上の赤枠のアカウントのアイコンをクリックします。
クリックすると、その下に青枠の様なウィンドウが新たに出ますので、そのウィンドウ内のオレンジ枠の、「Google アカウントを管理」をクリックします。
クリックすると、画面が切り替わり、左に下記画像の様なメニューが出て来ますので、「データとプラバシー」をクリックします。
クリックすると、更に画面が切り替わります。その画面内をかなり下の方までスクロールしますと下記画像の様に「データのダウンロード、削除」という項目が出て来ますので、その中の赤枠「データをダウンロード」をクリックします。
クリックすると、下記画像の様な画面に切り替わり、バックアップできるデータが項目別に表示されます。こちらでバックアップしたい項目にチェックを入れます。全データという事であれば、全てにチェックを入れればOKですが、こちらの画面ではデフォルトで一番上の「Access Log Activity」という項目だけがチェックが外れている状態で表示されますので、どちらかというとバックアップが必要ない項目のチェックを外していくという作業になります。
ちなみに、バックアップするのは、画像データや、音声データなど、自分がアップロードしたデータだけで良いという事であれば、赤枠の「ドライブ」のみにチェックを入れればOKです。
(2023年1月時点での仕様です。)
バックアップする項目の準備が終わりましたら、一番下にスクロールして、
下記画像赤枠の「次のステップ」をクリックします。
画面が下記画像の様に切り替わりますので、
①エクスポート先を
「ダウンロードリンクをメールで送信」にします。
これを選択する事で、後にご自身のGoogleアカウトのGmailにダウンロードリンクが送付されます。
②ファイルサイズは最大で50Gまで選択できますのでお好きなサイズを選択します。
③「エクスポートを作成」をクリックします。
クリックすると、下記画像の様になります。
設定は以上です。画面を閉じて頂いて問題ございません。
最後に
如何でしたでしょうか??
余談ですが、下記画像の赤枠に「数時間から数日かかることがあります。」と書いてありますが、これは本当です。僕はバックアップを取りたい項目を全部チェックして、ファイルサイズをMAXの50Gにしたところ、3日後くらいにダウンロードリンクが届きました。
無料でGoogleアカウントを使ってる分にはドライブのMAX自体が15Gなのでそこまでかからないかとは思いますが、あまり大容量になってしまうと、ダウンロードするのも、Zipを解凍するのもそれなりに時間がかかるため、ファイルサイズは気をつけた方が良いかもしれません。

ドライブのサイズは有限です。容量をアップグレードするとそれなりにコストがかかりますので、無料分で使うには容量とうまく付き合っていく必要があります。
実際はご自身がアップロードした画像ファイルや音声データはクラウドドライブをいつでも空にできる様に、常にご自身の外付けSSDなどにクラウドと同じ内容のデータをバックアップしておくのがベストなのかもしれません。そこまでドライブの容量が大きくなく、一時的にアップロードしているデータが多い場合には、取り急ぎUSBメモリなどでローカルにバックアップしておくのも良いかもしれません。

最後まで読んで頂きありがとうございます。皆様の制作のご参考になれば幸いです。