目次
はじめに
Toontrack社は、北欧はスウェーデンにあるプラグインメーカーです。SuperiorDrummer3 はToontrack社の最新のドラム音源で、その容量はフルサイズで230Gにも及び、現在世の中に出回っているドラム音源の中でも恐らく最重量のドラム音源だと思います。
現在ドラム音源は色々なところから無数にリリースされておりますが、SuperiorDrummer3 は最近では最も後発に大幅なメジャーアップデートをしたという事もあり、2020年5月現在では「最強のドラム音源」と言われたりしております。
実際の個人的使用感でも
・ライブラリー重量230Gという割には動作はとても軽快。
・各マテリアルの音が良いのはもちろんなのですが、特にシンバルの音が他のドラム音源と比べて格段に良いような気がする。
・同社の EZ Drummer のエクスパンションも使えるので、今まで購入してきた Toontrack社のドラムライブラリが無駄になることはない。
・コンプやEQ、トランジェントシェイパーなどのエフェクターが優秀で、外部プラグインを使わなくてもドラムミックスを完成できそう。
等々。良いところ満載です。
ですが、逆に「こうしてくれたら。。。」というところもあり、その中で個人的にどうしても不満に思ってしまう2大短所が、
・SuperiorDrummer3 ミキサー上ではキックやスネアなどの各マテリアルはモノラルなのにマルチアウトでは全てステレオトラックになってしまうので、オーディオに書き出す際にDAW側で一手間かけなければならない。
・ハイハットは単独のトラックがあるのに、Rideシンバルがデフォルトではオーバーヘッドマイクに集約されていて、単独のトラックでは無いため、オーディオに書き出す際にこちらもDAW側で一手間が必要になる。
という2つです。
ですが、色々と調べているうちにRideシンバルはどうやらオーバーヘッドのマイクからRideシンバルを切り離して、Rideシンバルだけのトラックを作ることができる事がわかったのですが、これがちょっとややこしい仕組みになっていたので忘れないようにメモします。
Rideシンバルを単独トラックに設定する方法
SuperiorDrummer3 をDAWのトラックに挿すとドラムキットが描かれているDRUMS タブが立ち上がります。

まずはMIXERタブをクリックして、ミキサーを開き、Rideシンバルがどのマイクで収録した音を鳴らしているのかを確認してみます。

上記がMIXER画面のデフォルトです。ピンクの四角で囲ってある「OH Dyn」をクリックすると、トラック名の背景が水色に変わり、右側にこのトラックのメインのマテリアル(オレンジの四角で囲われたマテリアル)と被りのマテリアル(緑の四角で囲われたマテリアル)が表示されます。
現段階ではこのトラックのメインでなっているマテリアルは、
・Cymbal2
・Cymbal4
・Ride
となっており、被りの音を再現されているマテリアルが、
・Kick
・Snare
・Hi-Hat
・Racktom 1
・Floortom 1
となっております。
このトラックのメインのRideシンバルをこのトラックから外し、新たなトラックを作って、そこにRideシンバルだけを追加するという設定をこれから行います。
DRUMSタブに戻り Rideシンバルを右クリックします。

すると下記画像ののようなプルダウンが出ますので、
More → Route Instrument Microphones…
と進みます。

すると下記画像のような画面が出てきます。

これは現在Rideシンバルをどのマイクがメインで鳴らしているかという画面です。「Close」というのがメインマイクですので、現在Rideシンバルは OH Dyn というオーバーヘッドのマイクで収録されたRideシンバルの音をメインで鳴らしているということになります。この状態でピンクの四角で囲われた中の右側の水色で書かれた「OH Dyn」をクリックします。
すると下記画像のようなプルダウンが出てきますので、一番下の「Create New Channel」をクリックします。

すると、先ほど「OH Dyn」となっていた水色の文字が、「X-OH dyn」と表記が変わります。
これは、現実的には無いことなのですが、先ほどの「OH Dyn」というマイクのトラックを SuperiorDrummer3 ミキサーにもう一つ追加するという意味合いのものです。

ミキサー画面でトラックを確認してみます。

「OH Dyn」のトラックを選択して、右側のメインマイクをみると、先ほどまであったRideシンバルが無くなっています。(オレンジの四角部分)

また、先ほどRideシンバルを右クリックして設定した「X-OH Dyn」トラックがミキサーに追加され、そのトラックにはRideシンバルしかアサインされていない事が確認できます。
これで、Rideシンバルだけの単独のトラックを作成する事ができました。
最後に
如何でしたでしょうか??ちょっと設定が難しいですが、この設定を施したドラムトラックを自分のデフォルトプリセットとして保存してしまえば、次回から設定し直さなくて済むので、個人的にはRideシンバルに限らず、単独で書き出したいトラックには積極的に使いたい機能です。
TOONTRACK(トゥーントラック) SUPERIOR DRUMMER 3
サウンドハウス
